悠言録

 今年はやっぱりアベノミクス&ドラマ『半沢直樹』で「倍」? 毎年この時期に、この欄を借りて「今年の漢字」を予想している。やはり本命は、「安倍政権」と流行語にもノミネートされる「倍返し」から、「倍」が有力か▼「輪」というのはどうだろう。2020年の「東京五輪招致」が決まり「おもてなし」が流行語に、東北が一丸となって「輪」となり、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一を達成した▼この「輪」に類似して「東」の可能性も。流行語大賞候補の「じぇじぇじぇ」を生み出したNHK朝の連ドラ「あまちゃん」も東北がテーマ。これほど今年の漢字と流行語がリンクしそうな年も珍しい▼ユーキャン新語・流行語大賞の候補作品は13日に発表された。「ゆとり世代」に代わる新しい世代呼称として話題となった「さとり世代」がノミネート。堅実で高望みしない、現代の若者気質を表し、「嫌消費世代」「欲しがらない世代」とも。堅実主義が悪い傾向とは言わないが、経済活性化にはつながらない▼同様に、仕事もせず、未婚という孤立無業者を指す「SNEP(スネップ)」も候補の1つ。欲しがらない「さとり世代」の果てが「SNEP」になりかねない。アベノミクス効果で景気回復の兆しが見えるなど明るい話題の裏に、暗い影を落とす厳しい現実も残されている▼現代日本を映し出す、新語・流行語大賞は12月2日、今年の漢字は12日に発表される。 (虎)

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