悠言録

 忘年会のシーズン、ついつい深酒をしてしまい、タクシーを利用することもしばしば。このタクシー、今はドライブレコーダー(録画機)がほぼ全車に装着されている。ドライバーと客だけの密室。何があるか分からない近年、万一の際の証拠になる▼公職選挙法違反事件で揺れる医療法人徳洲会から5000万円を受け取っていた東京都の猪瀬直樹知事が19日、「疑念を払拭(ふっしょく)するには至らなかった。都政を停滞させるわけにはいかない」などとして辞職を表明した▼この一連の徳洲会問題で、生駒市が進めている市立病院にも疑念が生じている。今年6月4日、病院の指定管理者の徳洲会との基本協定の締結の際、山下真市長は単身で上京し、徳田虎雄前理事長と面会していたことが、本紙の取材で明らかになった▼警護の観点からも通常、首長の出張の際には少なくとも1人以上の秘書担当職員が随行する。この「通常ではない」山下市長の意図は何であったのか、徳田前理事長との密室現場は不明だ▼乗車するタクシーにはほとんど、こう記されている「ドライブレコーダー装着車」と。これが意味するのは、互いに何かあった場合、疑念ではなく第三者的証拠で明白にすることと、いらぬトラブルを未然に防ぐ目的がある▼わざわざ爛疋薀ぅ屮譽魁璽澄辞瓩鯒咾靴鴇綉した山下市長の行動は、疑念を払拭できない。「なぜ」と指摘されることぐらい、元記者なら分かるだろう。(染)

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