悠言録

 今から約1800年前のきのう1月23日、中国の歴史『三国志』でも有名な魏の王・曹操が死んだ。65歳だった。「治世の能臣、乱世の奸雄」とも言われ、政治家・兵法家として優れていた。その一方で文人・詩人としての才もあったとされる▼作家・羅貫中の『三国志演義』や中国の古典演劇である京劇では悪役として登場する彼だが、毛沢東主導の下で行われた曹操再評価運動以降、思想家・曹操としての株も高まる。昨今では、彼を主人公、「善」とする小説や漫画なども後を絶たない▼歴史のおもしろさはここにある。作者の描き方ひとつで、その人のイメージが180度逆転する。曹操に似て非なる人物として、織田信長を挙げる人が多いが、この信長像も「魔王」であったり「繊細な人物」であったりと多種多様だ▼現新3候補が立候補し、舌戦が繰り広げられる生駒市長選。指定管理者を医療法人徳洲会とする市立病院開設の是非が最大の争点となっており、今号社会面で掲載している本社社友会でも話題に上がった▼1人の社友から出た発言を紹介する。「弁護士出身ということで、『正義』を旗頭にしてきたはずの現職が暴力団交際疑惑や公職選挙法違反事件を起こした徳洲会を除外するどころか守ろうとするのであれば、疑いたくなくてもうがった見方をするしかない」▼市民に映る現職は「能臣」か、はたまた「奸雄」か。その答えは26日に明らかになる。(虎)

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