悠言録

 少子高齢化が進む一方、飛躍的な経済発展も望めない中、これからの日本を背負う若者はいかに生きていけばいいのか。「今の若者は!」と嘆くのもいいが、若者が生き生きと暮らせる社会をつくる責任が大人にあるのではないか▼内閣府が実施した「平成26年版子ども・若者白書」の海外と比べた調査で、自分自身に満足していないにもかかわらず、やる気がなく将来への希望も持てない日本の若者像が浮き彫りになった▼日本をはじめ韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国の満13歳から29歳の若者各国1000人を対象に実施。「自分自身に満足」「自分に長所がある」「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」の割合がいずれも7カ国中最低だった▼また、「社会現象が参加することで変えられるかもしれない」「自分の将来に明るい希望がある」についても最下位。一方、「憂鬱(ゆううつ)だと感じたことがある」が一番多かったのは日本の若者で、この調査結果に戦後日本の発展の一翼を担ってきた大人の一人として忸怩(じくじ)たる思いだ▼ただ、「自国のために役立つと思うようなことをしたい」との問いでは半数以上の日本の若者が「はい」と答え、7カ国中トップ。自分に自信がなく将来展望も見通せないが、機会があれば社会に役立つことをしたいという若者。家庭や学校、職場で今こそ大人の出番だ。(純)

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