悠言録

西暦645年のきのう6月19日、中大兄皇子(後の天智天皇)が日本初の元号「大化」を制定した。以来、平成の今まで247の元号が定められている▼「大化」と言えば「改新」が続く。大化2年1月に出された改新の詔をもって大化の改新とするものと、蘇我蝦夷・入鹿暗殺の乙巳(いっし)の変からとするものに意見が分かれる▼稲目以来、馬子、蝦夷、入鹿の4代にわたり政権を掌握していた蘇我氏の専横を止めるべく、中臣鎌足が中大兄皇子と蹴鞠(けまり)の会で出会い、結束を強めていくストーリーは有名だ。645年6月12日、飛鳥板蓋宮で入鹿を暗殺。その首は現在の飛鳥寺の西側まで飛んでいったという。その距離直線距離で約620但В況19日、新天皇となった孝徳天皇と皇太子に任ぜられた中大兄皇子は「暴逆は誅した。これより後は君に二政なし、臣に二朝なし」と神々に誓い、政治改革を進めていく▼自民党の石原伸晃環境相が、東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土の中間貯蔵施設建設に関し、「最後は金目でしょ」と発言。撤回、謝罪に追い込まれている。森喜朗元首相のソチ冬季五輪出場の浅田真央選手に対する「大事なところで必ず転ぶ」発言も物議を醸した▼自民党復権からまだ1年半足らず。民主政権以前の犲民らしさ瓩戻ってきた感もある。「おごれる者は久しからず」。平成の世、二政なく、国民のための政治に努めていただきたい。(虎)

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