悠言録

 「2015年ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート語50語が発表された。言葉を生業としていることから毎年、新語・流行語は気にかけているが近年は疑問符のつく言葉が多い▼平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムが海外の劇場ロゴと酷似していることにより大騒動となったことから「エンブレム」がノミネート候補になったようだが、新語・流行語と言っていいものか▼ラグビーW杯で、日本代表が世界ランキング3位の南アフリカ代表から歴史的な勝利を挙げ、一躍注目を浴びたのが五郎丸歩選手。キックの前の独特な拝みポーズが「五郎丸ポーズ」として流行したことは理解できるが、「ルーティン」までノミネートされるのはどうか。スポーツ選手であれば誰しも何らかのルーティンにこだわっている▼政治分野からも毎年数語が選ばれるが、今年は「アベ政治を許さない」「戦争法案」「自民党、感じ悪いよね」など政権に批判的な言葉が例年に増して盛り込まれている。怒号と混乱が渦巻く中、強行採決の末に成立した安保関連法案▼連日、メディアが取り上げ注目を集めたが、今やどこ吹く風。すでに忘れている人も多いかもしれない。新語・流行語として再び脚光を浴びることで、来年の参院選へ少なからず影響しそうだ▼お笑い芸人のネタもいくつか候補に。国民は安倍政権を「あったかいんだからぁ」とは到底思っていないはずだ。(虎)

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