悠言録

 慶応3年11月15日、幕末の風雲児・坂本龍馬が京都河原町近江屋で暗殺された。大政奉還を成立させ、新しい時代の幕開けを目前にした死だった。討幕から明治政府による天皇親政体制の転換という大改革は「明治維新」と呼ばれ、わが国を劇的に変えた▼「維新」とは変革のことを言い、中国最古の詩編『詩経』が出典。『日本書紀』にも大化改新の詔に応じた中大兄皇子の言葉として「天人合応厥政惟新(天も人も合応えてその政(まつりごと)維新(これあらたなり)」とよまれている▼幕末から約150年を経て、京都に近い大阪を中心に「維新」の風が吹き荒れる。大阪府知事、市長のダブル選は、橋下徹大阪市長が率いる地域政党「大阪維新の会」公認候補がいずれも圧勝、あらためて大阪の地における牋歐型裕き瓩魎兇犬気擦植Ш2鵑侶覯未鮗けて橋下市長は「都構想のリベンジ」を訴える。同構想については今年5月、住民投票が行われ、反対票が賛成票を上回り否決。その際、橋下氏は今期をもって政界引退を表明。都構想も頓挫するとみられていただけに「舌の根の乾かぬうちに」とはまさにこのことか▼「日本を今一度洗濯いたし候」と、この国の未来を憂い、幕末という時代を駆け抜けた龍馬は、平成の風雲児が仕掛ける「平成維新」をどう見ているだろう▼何度も難局を乗り越えた龍馬が掲げたような狄燭琉歐鍬瓩鰺権者は求めている。(虎)

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