悠言録

 奈良市内のイベントで日本自動車連盟(JAF)の専用車「チャイルドシートコンビンサー」を使った、チャイルドシートの使用効果の実演を見る機会があった。チャイルドシートを装着していないダミー人形を座席に座らせ、車が時速20舛覗行中に衝突したという想定で行われた▼衝突の瞬間、ダミー人形はボールのように座席から勢いよく飛び出した。まさにあっという間の出来事だった。もしこれがダミー人形でなかったら…と考えた。あまりの衝撃に、怖がって泣き出す子どもまでいた▼道路交通法上、6歳未満の子どもを車に乗せる際は、チャイルドシートの装着が義務付けられている▼しかし警察庁とJAFが今年行った調査では、県内の6歳未満のチャイルドシートの使用率は61・4%。前年と比較して6・9%も減少していた。このためチャイルドシートの重要性を再認識してもらおうと、今回の実演が企画された▼会場では奈良県警の警察官が、チャイルドシートをしていなかった子どもが事故の衝撃で車外に放出され、後続車にひかれて亡くなるケースが多いことを指摘。「チャイルドシートは命綱。必ず着用させて」と呼び掛けた▼チャイルドシートの使用率は子どもの年齢が上がるにつれ、急激に下がるというデータもある。理由として「子どもが嫌がるから」などが考えられる。だが実演を見たある母親の言葉が忘れられない。「後悔してからでは遅い」 (敏)

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