悠言録

 3月といえば猜未讚瓩鯱∩曚垢襦真っ先に思い浮かぶのが「卒業」だが、異動、転勤、引っ越しなども多く、年間で男女の別れが1番多いのもこの時期とされている▼先日、ある通信制高校の卒業式に取材兼来賓で出席した。卒業生は37人と少なく、中学校や高校でなじめず、つらい思いをして入学してきた生徒も多い。そういった経験を重ねた卒業生一人一人が証書を受け取り、壇上で保護者や在校生らに、感謝の気持ちや意気込みを涙ながらに語る。思い入れはなくとも、込み上げてくるものがあった▼その生徒たちが式の最後に、レミオロメンの「3月9日」を合唱。本来、結婚を祝う歌ではあるが、サビの部分で「瞳を閉じればあなたが、まぶたのうらにいることで、どれほど強くなれたでしょう」というフレーズがあり、卒業式でもよく歌われる▼10年前の3月、小さい頃からよく一緒に遊び、連絡も頻繁にとっていた2歳年上のいとこが24歳という若さにして、バイク事故で亡くなった。祖父母の死は経験していたが、兄のように慕っていた彼の遺体が火葬炉に入り、骨上げされる光景は今も鮮明に覚えている▼奈良市は現在、火葬場移転建設問題で揺れ、市のずさんな計画に地元住民の反対の根は深まり、行き詰まりを見せている▼火葬場は遺族らの大切な猜未讚瓩両譴任△襦その日の光景は、まぶたのうらに深く刻まれることを忘れてはならない。(梶)

続きは本紙をご覧下さい。

購読のお申し込み