悠言録

 県南部の五條市に、お年寄りはもちろん若者も集える福祉施設が誕生した。9日、吉野川沿いにオープンした社会福祉法人祥水園の特別養護老人ホーム「野原西Village」である▼コンセプトは「地域との共生」。最新マシンを完備した五條市初の本格派会員制スポーツジムに炭酸泉の浴室。日常の疲れを癒やしてくれるリラクゼーションスペースでは内装が異なる3つのシックな空間でエステティシャンが待つ▼山と川のパノラマが一望できるウッディーな空間のカフェでは、夏の吉野川祭り納涼花火大会を目の前で楽しめる。それに働くお母さんを応援したいという想いから託児所も設け、親子が一緒に食事ができるスペースも用意した▼そして何よりすべての床や壁面に十津川産の県産材を使用、全館に木の香りが漂う空間が広がり、入居者はもちろん、訪れる人たちの心を癒やしてくれる。また今年9月の開局を目指すFMラジオ局のスペースも確保、防災情報をはじめ、地域密着型のコミュニティーラジオとして交流の輪を広げていくのにひと役買う予定だ▼このような他に例のない施設が実現したのは、ふるさと五條をこよなく愛する祥水園理事長の塩崎万規子さんの熱い思いだ。「お年寄りと若者が一体となりこの五條の地を活性化させたい」と塩崎さん▼「五條の元気」が風の森峠を越え北上し、県全域に広がる日もそう遠くはないのではないか。(純)

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