悠言録

 熊本地震の発生からちょうど1週間を迎える。激しい横揺れで最大震度は7を観測。その後も広い範囲で激しい揺れが起こり、死者40人以上、けが人は1000人を超えた▼地震は地下で断層がずれ動いて発生するといわれている。その断層がどのように動いたかを示すものを「発振機構」と呼び、今回の地震の発振機構は「横ずれ断層型」という▼九州は地球のプレート運動の影響で、南北に引っ張られるように力が働いているが、今回はその力が断層を南北方向にずらすように働き、激しい横揺れの地震が発生したといわれている▼14日の午後9時30分ごろ、自宅のリビングでくつろぎながらテレビを見ていた。それが突如地震速報に画面が切り替わり、某テレビ局の部屋が激しく揺れて物が落下するシーンの映像が流れた。5年前の東日本大震災以来の大規模地震だった▼その日の昼に書いたのは、奈良市の新斎苑(火葬場)計画地近くの断層が「推定牾茘畸覗悄廚任△襪砲盍悗錣蕕此∋圓議会に提出した資料には、「推定断層」と記載。市は誤植として議会に報告したが、地元住民らの市への信用は揺らいだという記事だった▼自然災害は人間の想定を越えてくる。絶対に安全な場所など存在しないのかもしれない。そして人である以上、間違えてしまうことは必ずある。それでも全力で正しい情報を伝えることが我々の使命だと、あらためて肝に銘じたい。   (梶)

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