悠言録

 東京オリンピックが開催される平成32年春、奈良市の県営プール跡地に「JWマリオット」が誕生する。「JW」は、世界最大のホテルチェーン、米マリオット・インターナショナルの最高級ブランド。現在、25カ国に計75軒あるが、日本では初めて▼誘致するのはマリオットグループをビジネスパートナーとする森トラスト。同社社長の森章氏は「荒井正吾知事の要請をさらに上回る最高ランクのホテルを誘致させていただくことができた。これで世界最高水準の人が宿泊し、奈良の魅力を広く世界に知ってもらえる」と語る▼というのもマリオット・インターナショナルのグループ会員は、世界最大級の約5500万人。87の国と地域で4400軒以上の宿泊施設を展開・運営しており、そのネットワークの広がりは計り知れない▼森氏の祖父、磯次郎氏は桜井市東田の出身。父、泰吉郎氏は森ビルの創業者だ。その縁で大神神社の崇敬者総代を務め、年に一度は奈良に帰るという。今回のホテル誘致もふるさと奈良への思いが大きなきっかけになったことは間違いない▼「JWに認められた奈良」に今後、JW級のホテル進出を大いに期待したいし、奈良の観光振興にとってこれほどの起爆剤はないだろう。「深い歴史的魅力を持つ奈良だからこそ、観光はもっと伸びる」と森氏▼最高級ホテル誘致に浮かれることなく受け皿づくりに努めねばならない。(純)

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