悠言録

 昨日11月3日は「文化の日」。自由と平和を愛し、文化をすすめる日として戦後に定められた祝日で、平和への意思を基盤とする文化を、発展、拡大させようという趣旨だ▼日本の文化といえば書道や茶道、俳句や染色技術などが浮かぶが、近年ではアニメや漫画が海外から高い評価を受けている▼8月から公開されている新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」が興行収入170億円を突破。ジブリ作品の「崖の上のポニョ」などを抜いて国内歴代ランキング9位となり、大ブームを巻き起こしている▼田舎町に暮らす女子高生と東京で暮らす男子高生の体が何度も入れ替わるという設定。2人はお互いにメモを残すなどして、あらゆる状況を乗り越えて打ち解けていくが突然入れ替わりは途切れてしまう。そして男子高生はまだ会ったことのない「君」を探しに行くという物語▼体が入れ替わるという設定は、これまでも映画やドラマで多く見られたが、映像、音楽、登場キャラクターの魅力、予想できない展開など、新海監督の独特の世界観に心をつかまれる観客が後を絶たない▼航空自衛隊奈良基地が今月で開設60周年を迎えた。日本の防衛については人それぞれの考えがあるが、平和であることを当然と考えているのであれば、あまりにもお気楽すぎる。これからも日本の素晴らしい文化を楽しむために、国民一人一人が平和について改めて考える必要がある。(梶)

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