悠言録

 「いったい自民党は自党の推薦候補を応援する気があるのか」「とにかく不戦敗を避けるためだけに推薦候補を出そうとしているのではないか」―。県都・奈良市の市長選が告示まで10日に迫る中、同党関係者からこんな声が聞こえてきている▼連敗続きの県内の首長選で連敗阻止に向けてようやく担ぎ出した推薦候補者である。昨年からいろんな人が候補者として取り沙汰されてきた中で、決めることができなかった上、山積する奈良市の課題を放置しておくわけにはいかない▼このような状況の中で、やむにやまれぬ思いで出馬を決意した推薦候補者に、自民党県連がまとまっていないとか、まして犁嫣瓩靴討い襪海箸事実ならば公党として、政権政党としてあるまじき行為と言わざるを得ない▼現在、立候補を表明しているのは現職を含む4人だが、選挙を経験していないのは自民推薦候補一人だけ。それだけに自民党県連挙げての選挙態勢を構築しなければ有力候補者と互角に争うこともできないのではないか▼昨年7月に実施された参院選での奈良市の自民党票は5万4529票。次いで維新、民進、公明、共産と続き、第1党であることは間違いない。この多くの自民党支持者に対して、推薦候補者への対応を問われた時、胸を張って県連関係者は応えられるかどうかだ▼その動向も踏まえてしっかりと取材を続け、検証していきたい。(純)

続きは本紙をご覧下さい。

購読のお申し込み