悠言録

 『日本書紀』に416年のきょう7月14日、「大和・遠飛鳥宮付近で地震」と記されている。日本最古の地震の記録である▼狎原陲ろし瓩遼宿が吹き荒れた奈良市長選は、現職の仲川元庸氏の辛勝により幕を閉じた。にもかかわらず、いまだ結果に合点がいかず、ひとりだけ狡簑攸粟甓修垢觧害嫉瓣Щ害嫉瓩亮臘イ呂海Δ澄C臉郢瓩陵効票として疑問のある票が4434票あり、2022票(仲川氏と山下氏の得票差)以上が無効票となれば選挙結果が覆るというもの。「中川」と書かれた投票は無効と強弁▼だが山下陣営は当初、出口調査などで「やや優勢」と報じられたことから一時は「中川」票を有効として認めたという話もある。ちなみに、昭和初期に大阪市長だった関一氏の孫で、関淳一氏が同選に立候補した際、「関一」という投票があったが、淳一氏の票として扱われた。「にんべん」がなくとも仲川氏に対する意思表示であることは容易に想像できる▼山下氏はあまりにも潔さが足りない。ホテルの一室を借り、支持者が駆け付ける中、開票結果に納得ができないと説明もないまま開票所に移動。結果、敗戦の弁も語らない。ひとりよがりも甚だしい▼次の4年間は、生駒おろしや地震に匹敵するほどの市政を揺るがす課題が山積する。山下氏のように市民を無視した言動はもってのほかだが、仲川氏の公約が選挙期間中だけの奇麗事では許されない。(虎)

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