悠言録

 なぜ自民党県連は責任を取って総辞職しないのか。3連敗は許されないとして臨んだ県都・奈良市の市長選ではなかったのか▼その推薦候補が前代未聞の得票数で惨敗したにもかかわらず、「期間が短かった」などと他人事で済まされてはたまらない。そんなことは担ぎ出した時から分かっている。そのような状況の中でいかに勝利するかが選挙での戦いではなかったのか▼前回の市長選では推薦候補も含め自民党系候補2人の得票数は約6万3000票。前々回の当時の「民主旋風」の中での同党推薦候補もほぼ同数だった▼このほか過去10年の知事選の推薦候補や衆参両院選挙の公認候補の奈良市での得票数をみてもすべて6万票以上。単純には比較できないが、あの大逆風の中で実施された平成22年7月の参院選比例でも自民党の同市の得票数は約3万4000票だった▼それが今回、推薦候補が獲得した得票は当選に必要な法定得票数3万8233票(有効投票数÷4)をはるかに下回る2万472票に留まった。まだ同法の供託金没収点(有効投票数÷10)の約1万5000票に近い得票である▼今月25日に同党県連役員の任期満了を迎える。奈良市での3連敗だけでなく、橿原、葛城市長選でも推薦候補が連敗していることを考えると、任期満了の退任ではなく、25日までに役員全員が責任を取って総辞職し、出直すぐらいの覚悟が必要ではないか。(純)

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